2011年05月18日

●訃報

児玉 清氏










児玉 清さんが亡くなられました。

映画やドラマの出演作、クイズ番組等もさることながら、
週間ブックレビューでは本当にお世話になりました。
おおよそ「インタビュー」と言う形式の枠を凌駕した「対談」とも言うべき作家諸氏との対等なやり取りの中で、徐々に作品の核心へと迫って行く深く鋭い洞察・・・
視聴者の「ここを知りたい」へ対して的確に応えながら、「それ以上はまだ知りたくない」へは絶対に踏み込まない絶妙な間合い・・・
長い間、読書を愛する者への良き道標となって下さいました。
美の壺から或る日突然姿を消された谷啓さんもそうでしたが、主要連続番組からの突然の降板が、結果的に人生の終焉をファンに予感させる事になってしまうと言う現代の皮肉な潮流・・・これには何とも言えぬせつなさ・やるせなさを感じざるを得ないこの頃ではありますが・・・
そして、最後の大一番「BSデジタル10周年・衛星試験放送開始四半世紀記念【BSベスト・オブ ・ベスト】」編集部長のお仕事、本当にご苦労様でした。
再放送される番組の選択と解説・・・まさに「完璧」の一文字に尽きました。

ご自身が信ずる道を徹底的に追求し、楽しみ、自然体で表現される貴方のブレない生き方に、今は只々感服あるのみです。
長い間本当にお疲れ様でした。
そして・・・ありがとうございました。
心からご冥福をお祈り申し上げます。

2011年05月03日

●見えない悪魔





邪魔くさい・・・
とにかく邪魔くさい・・・
何が邪魔くさいって、
あの「福島第一原発事故」と言う極めて余計な人災が邪魔くさい。
3.11から間もなく2ヶ月・・・
新聞の一面には、悲しみに満ちた震災被害の現状と、持ち前の「忍耐」と「団結」でそれに果敢に立ち向かおうとする東北の人々の希望に満ちた躍動が続々と紹介される中、その片隅には毎日の様に「不能」「不可能」「危険」「警戒」等の一語を含む極めてネガティブな見出しの原発事故関連のニュースが掲載され、大きく動き始めた復興機運に容赦なく水を注し続けている。
本来であれば被災地へ向けられるまなざしは慈愛と感動に満ちたものであった筈だが、この福島第一原発事故の出現によって、
地元は心無い県外の人々からの言われなき偏見と差別に苦しめられ、
日本は一瞬にして世界中から白い目で見られる「汚物」へと変貌してしまった。
そして、目に見えない巨大な悪魔と壮絶な闘いを続けている現場の作業員達を尻目に、
国や関連機関、東電は未だに責任のなすり合いを繰り広げている。
巨万の富に目が眩み、曖昧でいい加減な仕事を続けてきた利権の亡者どもよ。
原料の安さと供給の安定に飛び付いて始めたのはいいが、
予期せぬ運転停止や施設の安全対策に膨大な費用がかさんで結局は大赤字・・・
挙句の果ては今回の事故で天文学的な数字の賠償・・・
結局、何か一つでもいい事があったか?
世界で唯一の被爆国にして「核兵器根絶」の声に最も説得力を持つこの国を、自らの手でズタズタに汚染して恥ずかしくないか?
「豊かな人生とは、何を得たかではなく、何を与えたかによる」(ジョージ・アルバート・スミス)と言う言葉がある。
つまるところ、原発で巨万の富を得てきた「原発マフィア」達が世間に与えしものは、少しのエネルギーと大量の放射能だけだったのではないか。
この大失敗を経た数十年後、今度の事故を全く教訓とせず、以前と同じ道を人間が再び歩んでいたとしたら・・・
相変わらず「原発」と言う時代錯誤なものにしがみついていたとしたら・・・
残念ながら人間は「人としての尊厳」を失ってしまったと言わざるを得ない。
やめる事は続ける事の何倍も勇気がいる事ではあるが、
多くの人々の犠牲と引き換えに得た大切な教訓は、我々生き残った人間達が絶対無駄にせず生かさなければならない。
今後の鍵となるのは、ほとんど地方に1社の割合で独占が続いている電力業界の市場開放、さらには自然エネルギーの分野も含めた民間企業(現在の電力会社は純粋な「民営」とはとても言い難く、殆ど「公社」と呼ぶべき立場のものなので、あえてここでは「民間企業」と強調させて頂きます)の自由な新規参入と言う事になろう。
モーターやLED、蓄電池などの技術的な進歩には目を見張るものがあり、自然エネルギーが原子力エネルギーを凌駕し、やがて衰退の道へと追い込んで行く事は決して不可能ではないと思う。
そして何よりも大切なのは、「節電」に対する私達一人一人の意識の改革・・・あらゆる悪夢を一瞬に経験した今ならきっと乗り越えて行ける筈である。

3.11以降もずっと地震が続いているが、
最近ふと思う事がある。
地球はべつに怒っている訳ではなく
人間に破壊されるのが怖くて震えているだけなんじゃないか・・・と。
見えない悪魔に怯える現在の私達人間と同じように・・・



(※ 一市民が偉そうに言ってごめんなさい。今回だけはどうしても我慢ならないので書かせて頂きました。亡くなられた多くの方々のご冥福と、未だに行方がわからない方々が一刻も早く見つかります事、そして福島県民の皆様が一日も早く平穏な日々を取り戻されます事を心よりお祈りしております。)


nao3107 at 06:34|Permalinkclip!●散文 | ●エッセイ

2011年04月14日

●きっと会える

いつもいつも・・・

まるで自分の庭のように駆け回った・・・

福島県相馬市の大洲海岸より太平洋を望む(2008)



私の大好きだったあの町・・・

人・・・

そして、海・・・


亘理大橋より阿武隈川河口方面を望む(2008)



今はもう・・・

何もかもなくなってしまったけれど・・・


宮城県岩沼市寺島附近の防波堤上より太平洋を望む(2008)



いつかまたきっと会える。



2010年03月29日

●永遠のシンガーレディ


hatsumi-shibata 訳あって長い間ブログをお休みしておりましたが、どうしても書き留めたい残念な出来事がありましたので一つ・・・

27日早朝、日本を代表するジャズシンガーのしばたはつみさんが亡くなられました。まだ57歳・・・あまりにも早過ぎる訃報に驚きと無念を禁じえません。

僅か11歳で「スマイリー小原とスカイライナーズ」の専属歌手となり、15歳でスタジオワークを開始(丸善石油の「OH!モーレツ」やレナウンの「レナウン娘」等のCMソングはあまりにも有名)、20歳の時に修行のため2年間渡米、帰国後にレギュラーとなったTBSテレビ「サウンド・インS」での伊東ゆかり・世良譲・松崎しげる等との競演は決して忘れる事が出来ません。極めて緻密かつ大胆な構成と圧倒的なエンターテイメンティズムとプロフェッショナリズム・・・あの番組によって「ショウ」とは何たるかを学んだ方はきっと多いはず・・・その中心的な存在にいたのがまさに彼女でした。

全く個人的な思い出としては、まだ若かりし頃の僕が某飲食店でアルバイトをしていた時に一度だけ彼女に出会えた事。
実は、そのお店は彼女が仙台に公演に来る度によく立ち寄る馴染みの店だったのでした。
“パワフルな歌声”と言うイメージからか「凄く大きい人なんだろうなぁ」と思っていましたが意外にも小柄(失礼!)な人でビックリ!
極度の緊張で殆どお話は出来ませんでしたが、そんな僕を見て店長が「彼はバンドでドラムをやってるんですよ〜」などと極めて余計な事を言うと(笑)、「しっかり頑張って!共演出来る日を楽しみにしてるよ!」と明るく励ましてくれました。
当時は既にトップシンガーだった彼女ですが、確固たる大きなオーラの中に揺るぎなく存在する気さくな飾らない人柄と明るさがとても印象的でした。

デビュー曲の「合鍵」や「帰らざる日々」「マイ・ラグジュアリー・ナイト」等々・・・名曲は沢山ありますが、彼女の曲の中で僕が一番好きなのが何と言っても「シンガーレディ」・・・ルパン三世のテーマで有名な大野雄二の作・編曲と彼女のヴォーカルのコラボはまさに圧巻!の一言・・・日本のソウルグルーブの金字塔と言っても決して過言ではないでしょう。
技術的に大変難しい曲ではありますが(汗)、僕もやっぱりバンドマンのはしくれ・・・「いつかはこの曲を演ってみたい」と思いながらも結局実現する事がないまま、いつの間にか長い年月が過ぎてしまいましたが・・・


  歌を愛して生きていた星たちは
  遠い思い出の空で 今も輝く
  シンガーレディ シンガーレディ
  そう呼ばせて欲しい
  シンガーレディ シンガーレディ
  素晴らしいあなた
  シンガーレディ シンガーレディ
  道がなくても探せるの 探せるの
  いまもあなたが私 支えてくれる

  私も夢をひろげるわ あなたの夢をどこまでも
  追いかけてゆくわ
  シンガーレディ
  歌が歌手から 離れても離れても
  歌は誰かの胸に 愛を届ける
  シンガーレディ シンガーレディ
  この気持ちをこめて
  シンガーレディ シンガーレディ
  私もうたう
  シンガーレディ シンガーレディ

  歌を愛して生きていた星たちは
  遠い思い出の空で 今も輝く・・・



永遠のシンガーレディ・・・しばたはつみよ安らかに・・・


2009年08月10日

●御礼!

heavenLIVE2009







写真提供:Rica



先日のHeaven(仙台)でのライヴにお越しのお客様・・・
大変お忙しいところ本当にありがとうございました。
次回8.23のennでまた皆様にお会い出来ますように・・・

2009年07月24日

●Marine Day Cafe

2009年7月20日〜21日・・・

真夏の蜃気楼のように・・・

忽然と姿を現した幻のカフェ・・・


らんちせっと




photo by koe





一年ほど前に閉店したはずのお店を2日間限定で
復活させました


ランチドルチェ&ティー







photo by koe






混沌と殺伐の時世に耐え切れず・・・

みんなのリラックスした笑顔に出会いたくて・・・


海辺のソイクリームソーダ













流浪する幻のカフェ・・・

お次は一体いつになるのやら・・・


真空管Amp




photo by koe




皆様の御心が再び寛ぎと癒しを欲された瞬間に・・・

また忽然と姿を現すかも知れません


crystalbowl harmonicbask




photo by koe





その日まで・・・しばしの休息・・・

またお会い致しましょう。